その昔、学生だった頃は朝起きると学校が終わってる時間だったことも星の数ほど。
最近は何にでも病名がつくなと思っていたら、起立性調節障害という言葉を知りました。いろいろ見てみると、思い当たる節がザックザクと。
診断されたわけでも何でもないのですが、学生の頃の朝起きられない数多の思い出。
寝起きで動悸や立ちくらみ。なんてまさにずばりな症状です。
覚えている限りでも、幼稚園生の頃から目覚めるのにかなり苦労していました。
中学生くらいになると、ひたすら寝続けていた気がします。
高校生でも変わらず。思春期によく寝るのはホルモンの関係もあるそうですが、とにかく朝が起きられない。そのため、学校はもとより友人との約束もバイトも寝坊しまくってました。親に叩き起こされながら、死ぬ思いで学校は行っていましたが。
何なら、卒業アルバムの授業風景写真も居眠りしているところを撮られました。
そもそも自分が「起立性調節障害」なんて思ってもいないので。
この頃は「夜起きているのがカッコいい」みたいな、大人びたことをしたい年頃で夜更かししていましたが、その方が当時の私の体調には合っていたような気がします。
世間的にはただの夜更かしで、朝寝坊癖のある人。というだけの感じなのですが、本人にとっては朝起きることは命をすり減らすような感覚です。
幾度となく、「早寝早起き」を実践してみたこともありましたが、朝起きる苦痛から逃れられたことはありませんでした。
それは今、社会人になってはや10数年経った今もあまり変わりませんが。
本人からしてみれば病気なんて思ったことは一度もなく、生活時間が世間とあっていないくらいの感覚です。地球の反対側に行けば、規則正しい生活が送れるであろう的な。
周りの人の方がヤキモキしますね。こういうのは。
なんで普通のことが出来ないのかと。
知らんよ。世の中規則正しすぎて気持ち悪いわ。
なぜみな同じ時間に人混みを作って動いている?と思春期全開の斜に構えた思考。
精神的にグレてます。
大学生・社会人となって朝起きられずいろいろありましたが、大人になってみれば仕事に行かなくちゃ。ということで朝起きて出社するなんてこともできるようになりました。いまだに寝坊はするけど、大人になれば結構何とかなります。
なんかネットをみてると本人もとより、親が朝起きられない子供について悩んでいるような記事をよく見かけます。
経験者だけども他人事だから思いますが、朝起きられないのはどうにもなりません。出来ないことは出来ないから。寝坊して怒られたり何なり経験して大人になれば、意外と世間の生活と上手く付き合えるようになって行きます。
朝起きられない事を無理に治そうとして知識だけつけても、身の振り方がわかってなかったら意味がないです。
大人になって遅刻したときに上司同僚その他に嫌味を言われない人間関係の作り方を、学生のうちに寝ながら考えれば良いのではないかと思います。
大事なのは、何事もするりと通り抜ける身のこなしかなと。