他の人はすでに知っていることかもしれませんが。
先日フィンランドはヘルシンキに行った際、ホンダビートの純正シートとのルーツと思われる物を発見しました。
この椅子。
アルバ・アアルトの作品「タンクチェア」
ホンダビートとフィンランド
思いもよらないところで、繋がりをみつけました。
本当かどうかは別として、ビートの謎のシマウマ柄のルーツを見つけた気がしました。
発見した場所は、ヘルシンキにある有名な建築家アアルトの自邸。
今は観光名所となっている場所です。
特に興味はなかったものの友人が「ヘルシンキにいるなら行ってみたい。」と言っていたので、ついて行きました。
約80年前の建築とは思えない建物・内装でかなり面白かったです。
この当時として、タンクチェアしかり木を曲げて仕上げる技術が最先端だったそうです。
単純にお洒落。
ともあれ現在、ホンダビートを10年強ほど維持して何度も壊れて直して、エンジンをヤフオクで買ってみたり、ギアボックスをオーバーホールしたりとかなりの金食い虫ですが憎めない車となっています。
それでも、あのシートとカーペットのセンスは理解できませんでした。
(その他、不満は色々ありますが・・・)
あまりにイケてないので、シートカバー付けちゃいました。
今回、アアルトの自邸にてあの椅子を見つけた後でも、ビートの純正シートはイケてないと思っていますがデザイナーの気持ちがわかった気がします。
以下、思ったこと。
- ビートのデザイナーは設計デザインアーキテクチャに造詣が深い。
- かなりハイセンス
- 良い物を知っている
- 良いと思った物を取り入れようとする気持ちが強い。
- お洒落
- 本人のこだわりについていけないユーザー多数
- 自分が物を知らない凡人だということを実感
- 本物を知らずに、長年文句を言いまくってた
- 本物を知ることの大事さ
- 自分がどれだけ狭い世界に生きているか
ドライに考えればパクリとも考えられるし、普通に黒い生地のほうがかっこいいと未だに思っています。
しかし、ヘルシンキに行ったことによってビートに対して今までになかった新しい感情が生まれました。
世の中、意外なところで意外な発見があるものです。